『地下鉄に乗って』浅田次郎
後味の悪さに辟易なはずなのに、それ故に引っ掛かって逃れられない(笑)
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/12/01
- メディア: 文庫
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真次の為の物語のはずなのに、岡本綾演じるみちこによって、全く違う貌を見せる。彼女の望みは何だったのか、顔を知っていても父としては知らない父への思慕なのか、復讐か?
最後に祝福された子どもだった事を知って、みちこの顔は晴れ晴れとしていたけれど、巻き込まれた真次はいい迷惑。
つか、真次の家庭もちゃんと描いてあげようよ。
いまひとつ、リアルにならないのはその辺(笑)
狂言回しのような老紳士も気になるところ。